fitbit sense 2 を購入して先に開封レビューを公開しましたが、色々な使い方を試しているうちに、あっという間に1か月が経ちました。
初めてのスマートウォッチということもあり、実際に使ってみて感じたことがたくさんありました。
今回は、fitbit sense 2 を約1か月使用して良いと感じた部分と、良くないと感じた部分を紹介していきたいと思います。

何を求めるかで選び方が変わってきそうです!
結論:fitbit sense 2は総合的に見るとアリ
- iPhoneユーザーはAppleWatch一択
- 健康管理したい方は低価格のトラッカーで十分
- 時計機能を重視したい人はG-SHOCK
細かく紹介していくので、ぜひ最後まで見ていただければと思います。

iPhoneユーザーはAppleWatch一択だと思いますが、Androidユーザーへのオススメは最後に紹介します!
fitbitとは
fitibitはカリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く会社として、2007年3月に設立された比較的新しい会社です。
2020年の報告では、アクティビティトラッカーやスマートウォッチ、ウェアラブル端末の販売台数は1億台以上とし、xiaomiやAppleに次ぐ5番目に大きなウェアラブル企業と考えられています。
2021年にGoogleに買収されたことで、Google製品との連携に注目が集まっています。

公式HPを見渡してみましたが、会社の理念などを書いているページにたどり着くことはできませんでした。
fitbit sense2のスペックまとめ
fitbit sense2 のスペックを簡単にまとめてみたものを掲載します。
sense2(Fitbit) | ||
フィットネス | 心拍数 | ✓ |
GPS | ✓ | |
水泳に対応 | ✓ | |
健康管理 | 血中酸素 | ✓ |
皮膚温センサー | ✓ | |
呼吸数 | ✓ | |
睡眠 | 睡眠ステージ | 4 |
スマートアラーム | ✓ | |
ストレス機能 | cEDA(継続的皮膚電気活動)センサー | ✓ |
ストレスマネジメント | ✓ | |
その他 | マップ | 近日 |
音声検索 | Alexa | |
常時表示 | ✓ | |
急速充電 | 12分で1日分 | |
バッテリー駆動時間 | 6日 | |
対応OS | Android/iOS | |
FitbitPremiumのメンバーシップ | 6か月 | |
衝突事故検出 | なし | |
ウォレット | Fitbit Pay(Suica対応) | |
カメラリモート | なし | |
充電ケーブル | 充電ケーブル | |
カラーバリエーション | グラファイト/プラチナ/ソフトゴールド | |
縦×横×高さ(本体) ㎜ | 40.5×40.5×11.2 | |
重量 | 37.64g | |
価格 | 32,800円(税込) |

最新機能はほとんど搭載されている印象です。
スマホとの接続方法
付属していた取説には「アプリに従え」としか書かれていなかったので、スマホとfitbit sense 2との接続方法を詳しく紹介したいと思います。
- アプリをインストール
- fitbit会員登録
- アプリでログイン
- Bluetoothでペアリング
- 説明を見ながら操作を進める
1.アプリをインストール

最初に、fitbit sense2とスマホを同期するために必要なfitbitアプリをインストールします。
iOS(8.0以上)はapp storeから、Android OS(13.3以上)はGoogle storeからインストール可能です。
2.fitbitの会員登録を行う


fitbitのアプリを使用するためには会員登録が必要です。

まずは無料の会員登録で大丈夫です。
fitbit sense2購入者には、後ほど紹介するfitbit premiumの半年間お試しキャンペーンが付属していますが、無料会員からのグレードアップという形で契約を更新することが可能です。
氏名・生年月日・身長・体重を入力してアカウントを作成しましょう。
3.アプリでログイン

登録したアカウントでログインを行います。
4.Bluetoothでペアリング





fitbit sense 2を選択して充電を行いますが、充電ケーブルしか付属していないので充電アダプタが必要です。予備がない・ケーブルの差し替えが面倒な方は追加で購入しておきましょう。

ぼくはUSB-A・USB-Cどちらも充電可能なアンカーの充電器を愛用しています。
画面を進めると、認証コードが送られてくるので送られてきたコードを入力すれば、スマホとfitbit sense2のペアリングが完了します。
5.説明を見ながら操作を進める






マイクやアレクサ・ストレスに関するポリシーを読んで同意しておきましょう。
アプリに表示される説明を見ながら、fitbit sense 2 に次の画面が出るまで設定していきます。

使用方法を確認して装着すれば、その時点から計測が開始されます。







お疲れさまでした!スマートウォッチデビューですね。



石けん成分を含まない洗剤って・・・?
半年間無料で使えるfitbitpremiumって?


いまfitbit sense 2を購入すると、月額640円のfitbitpremiumが半年間無料で使えます。

キャンペーン時期は未定です。
無料版のfitbitアプリとpremium版では、どのような違いがあるのでしょうか?
出典:fitbit公式HP
無料版のfitbitアプリでも十分健康状態の見える化はできますが、Premium版だと日々の健康状態の傾向まで見えるようになるのはうれしいですね。
また、ワークアウトの機能では有酸素運動や筋トレなどの動画にアクセス可能となり、空いた時間にサクッとトレーニングできるのも便利かなと感じました。
半年後は自動継続になるので、不要だと感じた方は忘れずに解約しなければならない点に注意してください。
fitbit sense 2を使用してみて感じたポイント
良い点と残念な点をそれぞれ分けて紹介しようと思いましたが、項目ごとにどんどん紹介していきたいと思います。
見た目


落ち着いた印象のfitbit sense 2は、老若男女問わず使える外観と色合いになっています。
形がスクエアなのでAppleWatchと間違えられそうですが、ぼくがG-SHOCKからスマートウォッチに替えたことに気づいた同僚には「めっちゃオシャレだな」と褒められました。
工場の作業服、ルームウェアも含めたラフな普段着、ビジネスシーンにも違和感なく着用できると思います。

常に装着するスマートウォッチは落ち着いたデザインに限りますね。
通知

通知に関しては「微妙」の一言に尽きます。
アプリとの連携がイマイチで、ラインの通知は文字化けしますし、電話に出たにも関わらずsense2はバイブが振動し続けたり、Android標準の時計でセットしたアラームは鳴動しません。
妻が愛用しているAppleWatchの柔軟性を知っていたので、スマートウォッチとしての機能を果たせていないと言わざるを得ません。

ラインのスタンプまで確認できるAppleWatchには感服します。
ただ、ラインの通知や着信に気づけるというスマートウォッチの機能としては十分かなという思いもあって、バイブの強さは強と弱のみですが、弱でも十分通知には気が付きます。
画面
画面は暗め・標準・明るめの3段階に変更可能で、暗い部屋の中では暗めでも十分に視認できますが、快晴の屋外では明るめでも若干見づらいと感じるかもしれません。
また、時計のフォントが気持ち悪いなと感じるときがあります。09:57のようなときに、太字と通常の混在が受け入れられません。


画像では分かりづらいかもしれませんが、103や09:57と表示されています。
待ち受けの画面については、無料のものも多数用意されているため気に入ったものがみつかると思いますが、これ常時表示する人いる??と思ってしまう画面もポロポロと見られました。

操作性
操作性に関してですが、タッチの感度が悪いと言わざるを得ません。
スライドしてもなかなか反応してくれず、3G時代のスマートフォンを操作しているようなモッサリ感です。

UI(ユーザーインターフェース)はアプリから設定でき、よく使う機能だけ厳選して表示させることが可能です。
正直なところ、健康に関してのログはアプリで確認できるので、時計以外の項目はなくてもいいのですが。。。

sense2は物理ボタンが採用されていて、画面ONや割り当てたショートカットの起動、メニューの呼び出しが行えます。
1クリック | 画面ON・メニュー呼び出し |
2クリック | 簡易メニュー呼び出し |
長押し | ショートカットキー |
常時点灯は必要なのか?

「スマートウォッチはあくまで時計なんだから常時表示は必須だ!」と思っていましたが、1か月も使用していると、「案外時間って気にしていないかも?」ということに気が付きました。
ただ、会議中に気づかれないように時間を確認したくても手首を大きく起こさなければ時計が表示されないのはやはり不便です・・・。
常時点灯ONなら横目でチラッと確認できるのに・・・と何度も思ったのは事実。

会議に集中しろ!
ちなみに、常時点灯ONにしていても、バッテリー残量が10%を切ったくらいで常時点灯がOFFになるようです。

バッテリー持ちについては後述しています。
装着感

購入前は「ピッタリと巻き付いて窮屈そう」と心配していましたが、そういった窮屈さはなく、少し緩めにベルトを巻いても問題なく様々な計測を行ってくれているようで安心しました。
装着し続けて2週間くらい経ったころ、ベルトの汚れが溜まったのか滑りが悪くなってきたよう感じましたが、取り外して洗剤で洗うことでスベスベとした感触が復活したので一安心です。

大量に汗をかく夏場に試せていないのが心残りです。
付属品

付属品は前回の記事でも紹介した通りで、取扱説明書や充電ケーブル・手首の太い人向けにLサイズのベルトが付属しています。
Googleストアで購入したため、次回の買い物で使える有効期限1年以上の15%オフのクーポンが入っていました。

サイズ | 手首回り |
Sサイズ | 129㎜~175㎜ |
Lサイズ | 158㎜~209㎜ |

ぼくはSサイズでピッタリです。

先に紹介した簡易的な取扱説明書も入っています。
運動
自転車やランニング、ウォーキングはもちろん、水泳・ゴルフ・テニス・筋トレなど、40種類以上のエクササイズに対応しています。
GPSも搭載されているので、ランニング後にはGoogleマップと連動した経路がアプリ上に表示されます。
記録されるものの一例を挙げると、ランニングだと1㎞ごとのラップタイム・標高・心拍数の推移やカロリー消費量などで、テニスだと心拍数の推移・カロリー消費量とスポーツによって記録される項目が異なるようです。
fitbit sense2を装着した状態で運動を始めた場合、サイクリングやウォーキングなど、ある程度自動で判定してくれますが、きちんと選んでエクササイズを始めた方が、より正確なデータが記録されるようです。

ちなみに、庭の掃除をしているとウォーキングとして記録されていました。
気になった点ですが、歩数や上った階数としてカウントが形状され、キリの良い数字に到達するたびに「10000歩到達!」や「1000階達成!」などと通知されます。かなり長くバイブが振動するので、スポーツに集中できない場面もありました。
睡眠トラッカー
交替勤務者の一番の悩みは睡眠ですが、一般企業に勤めている方も含めて睡眠には注目している方が多いのではないでしょうか?
交替勤務者として気になっていた、夜勤前の仮眠(1時間強)などもしっかり記録してくれて、さらにきちんと睡眠スコアまで算出してくれます。


夜勤明けに9:02~12:21まで倒れるように眠った時も、準夜勤前の13:11~15:11まで仮眠を取ったときも、しっかり記録してくれていますが、やはり日勤に比べて準夜勤や夜勤の睡眠スコアが伸びないのは間違いないことが分かりました。
ただ、睡眠スコアが良かった!悪かった!といって、今後どうアクションを起こせばいいのかはわからないのが正直なところです・・・。
計測された睡眠状態によって目覚めの良いタイミングで起こしてくれるというスマートアラームという機能は何度か試してみましたが、あまりスッキリと起きれた印象は持てませんでした。。

これからも試していこうとは思っています。
ストレスチェック
ストレスチェックは皮膚温センサーによって計測され、変化を検出したタイミングでバイブでお知らせしてくれます。
ただ、通知が来るのは10分以上前のことに関してという少し残念な仕様のため、ハッキリ覚えていなくて答えられないこともしばしば。。
さらに、穏やか・落ち着いている・イライラ・・・・と、ストレスに対して感じるニュアンスが微妙な点も測定精度に影響するのであれば安易に回答できないと感じました。

もう少し使い込んでみたいと思います!
バッテリー持ち
重要視していたバッテリー持ちに関してですが、常時点灯ONで2~3日、常時点灯OFFで5~6日持つといった感じです。
画面の明るさや画面の起動方法、ストレス計測の有無によるバッテリーの影響は少ないようで、画面の常時点灯のON/OFFによってバッテリー持ちが大きく左右されることが分かりました。
ストレス計測ON | ストレス計測OFF | |
常時点灯ON | 61時間44分(約2.5日) | 58時間28分(約2.4日) |
常時点灯OFF | 137時間52分(約5.7日) | 141時間5分(約5.8日) |

テニスやランニングを行ってもあまり影響はないみたいです。
スポーツモードやGPSの使用割合によっても多少変わってきますが、常時点灯OFFであれば約1週間は持ちますね。
ぼくは交替勤務をしているため、決まった時間をおやすみモードに指定することはできませんが、他の方のレビューをみていると、23:00~6:00はお休みモードにするという対策を取ればバッテリー持ちが良くなると書かれていました。
充電
「12分で1日分のバッテリーを充電可能」とうたっているだけあって、バッテリーが少ない!と気づいた時点で充電すれば、あっという間に1日は持つくらい充電してくれます。

15分で15%→34%まで回復しました。
バッテリー表示 | 充電時間 |
10%→99% | 1:26 |
9%→100% | 1:46 |
10%→100% | 1:49 |
21%→99% | 1:31 |
8%→100% | 2:08 |
1時間30分~2時間くらいあれば、ほぼ確実に100%になる印象ですが、満充電できているかは自分で確認しないとわかりません。
その点、妻が使用しているAppleWatchSEは「充電完了」の通知がiPhoneに来るらしく、Appleは優しいなと嫉妬してしまいます。


また、AppleWatchSEの充電器は方向を気にしなくても良いマグネットタイプですが、fitbit sense2は方向が違うと充電できません。
さらに、AppleWatchSEはUSB-Cなのに対し、fitbit sense2はUSB-Aで古臭いとを感じざるを得ません。


細かいと思われるかもしれませんが、充電は頻繁に発生する作業なので、こういった小さなストレスの積み重ねは避けたかったポイントです。

ストレス計測できるスマートウォッチでストレスを感じるなんて本末転倒ですよね。
その他気になったところ

fitbit sense2が振動するので目をやると、色んな画面が重なって表示されていました。
一か月使って一度だけですが、頻繁に発生するようなら不具合として問い合わせしようかなと考えています。

そのほかに不具合らしい症状は発生していないです。
まとめ
約1か月の間fitbit sense2を使用してみて、常時表示可能でバッテリー持ちがよく、十分な健康機能も備え、かつシームレスな通知機能ができる完璧ともいえるスマートウォッチはしばらく出てこないだろうと感じました。
「当たり前だろ!」と叱られるかもしれませんが、スマホも最初はカクカク動き、カメラもブレるし、バッテリーも持たない状態でした。それが何年もかけて進化を続けた結果、いまの超高機能なスマホに仕上がっていますよね?
いつか出てくるであろう完璧なスマートウォッチに出会うまで、いくつかのパターンで割り切って使っていくのが良いのではないかと思うようになりました。
スマホとシームレスに繋がるスマートウォッチとして使うか、健康状態を把握するアクティビティトラッカー(活動量計)として使うか、それとも時計としての機能を重視するかで、選択肢が変わってくるということです。
通知などスマホとの連携機能を重視する人
ラインやニュースなどの通知を、スマホを取り出す回数を減らして手元で快適に確認したいというのあれば、iPhoneユーザーならAppleWatch、Androidユーザーならpixelwatchなどが良いでしょう。

冒頭にも書きましたが、iPhoneユーザーはAppleWatch一択と断言します。
ぼく自身、iPhoneを愛用していたならAppleWatchを購入するでしょう。
ただ、常時表示機能がないにも関わらずバッテリー持ちは1日程度なので、充電作業を1日のルーティンとして取り入れることができる人に限られてきます。
健康状態の可視化を重視する人
睡眠や運動などの健康状態を可視化できる活動量計としての機能を重視する方には、中途半端なスマホ連携は省いたfitbitやgarminのアクティビティトラッカー(活動量計)がオススメの選択肢と言えそうです。
時計機能とバッテリー持ちに重点を置く人
時計は常時表示したい、でも充電は絶対にしたくないという方はまだスマートウォッチに手を出さず、10年以上愛用しても全く機能性を損なうことのないソーラー充電搭載のG-SHOCKをオススメします!
いかがでしたか?スマートウォッチに手を出す気が無くなった方も居るかもしれませんが、流行りに乗って無駄な出費をしないようにしたいものですよね。

無駄な出費ばかりしてる人がよく言うよ。。。

おかげさまで情報発信できてます!
常時表示オフで良ければfitbit sense2も選択肢に
充実した健康管理機能を備え、最低限のスマホ連携、常時表示さえしなければ約1週間バッテリーが持つfitbit sense2。
散々、fitbit sense2以外のものをオススメしてきたとはいえ、3年使えば毎月約900円で健康状態の推移をチェックできると考えれば、試してみてもいいと思う方もいるかもしれません。
pixel watchより健康機能はレベルが高いらしいですしね。

pixel watchより安いのに健康機能はレベルが高いみたいですよ。
みなさんのスマートウォッチ選びの参考になれば幸いです!
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