【DIY】座布団グローブの補強。補給面の浮きも自分で直すことはできるのか?

座布団グローブ 捕球面 浮き 自分で直せるのか
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愛着のあるグローブは大事にしたいものですよね。

知人から譲り受けたグローブを丁寧に磨いたり、自分で補修しながら野球の練習に参加したある日・・・

 

もんさん、新しいグローブ買わないんですか?

もん
もん

え?どうして?

だって、もんさんの座布団グローブじゃないですか。

もん
もん

大事にしてるんだけどな・・・

 

新しいグローブを買えば解決することですが、もしかするとグラブ紐が切れた時のように、自分でもペチャンコの座布団グローブを復活させることができるのではないか?と思い、実際にやってみることにしました。

グローブの紐が切れた!野球未経験者でもグラブ紐交換をDIYできるのかやってみた

今回は、座布団グローブになる原因と直し方、そして実際に直した手順を紹介していきます。

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なぜ座布団グローブになってしまうのか?

これが座布団グローブと言われたときの状態です。

座布団グローブ 補強

たしかに座布団のようにペチャンコになっています。いくら大事に使っているとはいえ、野球経験者から見ると買い替えが必要なレベルなのかもしれません。

では、なぜ座布団のようなペチャンコのグローブになってしまうのかというと、グローブの中に入っている、アタッチメントグリスと呼ばれるものがなくなり、本来の姿を保てなくなってしまうからです。

 

アタッチメントグリスとは、アタッチメント=取り付ける、グリス=油性の物質のことで、簡単に言うと革と革の接着剤のこと。グローブを使用していくうちに、徐々に無くなってしまいます。
グローブ 補給面 浮き 補修前
画像では分かりにくいですが、補給面もボコボコと浮いています。
もん
もん

補給面が浮いてきた場合も、アタッチメントグリスが無くなっていると考えられます。

 

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座布団グローブと補給面の浮きは補修できるのか?

ペチャンコになった座布団グローブに限らず、長く使っている間にグローブの補給面が浮いてきた場合は補修が可能です。

グラブヒモを解いて捕球面と平裏部の間に温めたグリスを補充する修理です。古いグリスは取り除きます。グリスにはグラブの内と外を固定させる役割とコシをシッカリさせてポケットを創る働きがあります。何度も捕球をしているうちにグリスが飛ぶ(失われる)状態になります。グラブの捕球面が浮いている感じがある、コシがなくへたっているなどはグリスが飛んでいるケースが多いです。適正量のグリスを補充してやることでシッカリ感を取り戻し型崩れを防ぐ効果があります。また型直しでお持ちいただくグラブでよくあるのがグリスが指元で固まってしまい、そのために型崩れをおこしている場合があります。古いグリスを除去して新たなグリス補充で良くなるケースも多いです。部活動の学生(中学生・高校生)は1年〜1年半でグリス入替えをするのが望ましく、とても効果の大きいメンテナンスです

引用:グラブ型付け修理専門店 セカンドベース

  1. 野球専門店でアタッチメントグリスを交換してもらう
  2. アタッチメントグリスを購入して自分で交換する

それぞれ、どのような方法・金額でアタッチメントグリスの交換ができるのか、見ていきましょう。

1.野球専門店でアタッチメントグリスを交換してもらう

自分で修理するのが不安な方は、専門店へ依頼するのがベストでしょう。

購入品非購入品期間
A店3000円~4000円~7日~
B店1100円2750円7日~
C店3600円3900円3日~6日

グラブのグリス交換をしているお店の料金をまとめてみました。

多少差はありますが、購入したお店だと3000円~、購入していないお店だと4000円~で対応してくれる場合が多いです。

別途送料がかかるため、5000円以上は必要だと覚悟しておいたほうがよさそうです。

 

もん
もん

購入したお店が近くなら、一度相談してみるといいかもしれません。

返送料込み、5500円で対応してくれるお店がありました。

 

修理期間は1週間以上かかるので、すぐにでも直したい方は、次に紹介する、自分で修理する方が安くて早いです。

 

2.アタッチメントグリスを購入して自分で交換する

 

もん
もん

今回、ぼくが行った方法はこちらです。

アタッチメントグリスを各通販サイトやメルカリで購入することで、交換が可能になります。

 

よし、じゃあ早速Amazonでアタッチメントグリスを買って・・・

もん
もん

ちょっと待ってください!

グラブ紐通しを持っていない人はAmazonで買わない方がいいですよ!

グラブのグリス交換をする際、必ずグラブ紐を抜かなければなりません。

グリスを補充してグラブ紐を通しなおす際、グラブ紐通しと千枚通し(キリ)が必要になってくるためです。

 

グラブ紐通し

千枚通し(キリ)

 

もん
もん

グラブ紐通しと千枚通しをそろえるだけで、4500円もかかってしまう・・・

メルカリで探したところ、アタッチメントグリス50gにグラブ紐通しと手順書が付いて700円のものがあったので、メルカリで購入しました。

左から、手順書、グラブ紐通し、千枚通し(ドライバーセットに入っていたもの)、アタッチメントグリスです。

グローブ 補修 アタッチメントグリス

 

もん
もん

ドライバーセットは1つあると便利ですよ。

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グローブのグリス交換に必要なもの

改めて、必要なものを見ていきましょう。

  1. アタッチメントグリス
  2. グラブ紐通し
  3. ラジオペンチ(ペンチでもOK)
  4. 千枚通し(キリ)
  5. グラブヒモ(交換する場合)

グローブ 補修 使用アイテム

1.アタッチメントグリス

先ほども紹介しましたが、グラブの補給面を接着し、形を整えるために必要なグリスです。

アマゾンや楽天、メルカリなど各通販サイトで購入できます。

2.グラブヒモ通し

一度抜いたグラブ紐を通す際に必要です。

後述する、グラブ紐を新しいものに交換する場合は、付いてくることが多いです。

もん
もん

メルカリで購入したグリスには、太めの針金を付けてくれていました。

3.ラジオペンチ(ペンチでもOK)

グラブ紐を抜く際、かなりの力が必要なので、あると便利です。

4.千枚通し(キリ)

グラブ紐を通しなおす際、グラブ紐に穴をあけるのに必要です。

 

5.グラブ紐(交換する場合)

古いグローブの場合、傷んで切れやすくなったり、長さが足りない場合があるので、グラブ紐の交換も検討した方がいいです。

グラブ紐には、グラブ紐通しが付いてくる場合が多いので、わざわざグラブ紐通しを買わなくて済むというメリットもあります。

 

もん
もん

気分転換でグラブ紐を変えてみるのもアリですね。

 

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座布団グラブのアタッチメントグリス交換手順

いよいよ、座布団グラブのアタッチメントグリスを交換していきます。

手順は以下の5ステップです。

  1. グラブヒモの通し方を写真に残しておく。
  2. グラブヒモを抜いていく。
  3. 古いアタッチメントグリスを取り除く。
  4. 新しいアタッチメントグリスを補充する。
  5. アタッチメントグリスをなじませる。
  6. グラブ紐を通しなおす。

1.グラブヒモの通し方を写真に残しておく

ぼくがDIYで修理する際に一番大事にしているのが、「元の状態がわかるように残しておく」です。

バラすのは簡単だったけど戻せない・・・。

こんな経験した方も多いのではないでしょうか?

 

もん
もん

ぼくも小さい頃からバラすのが大好きでした・・・

アタッチメントグリスの交換は、「土手」と呼ばれる手首に当たる部分から補充するので、周辺をいろんな角度・方向からくまなく撮影しておきます。

 

グローブ 補修前の写真①

グローブ 補修前の写真②

 

手首の甲側も撮影しておきましょう。

グローブ 補修前の写真③

グローブ 補修前の写真④

 

革が重なりあっている部分は特に念入りに撮影しておきましょう。

グローブ 補修前の写真⑤

 

2.グラブ紐を抜いていく

グラブ紐を抜いていきますが、ここでも写真はこまめに撮ることをオススメします。

外側から見える部分よりも、内側の見えない部分の方が分からなくなりやすいためです。

 

グローブ 補修前の写真⑥

 

グローブ 補修前の写真⑦

 

グローブ 補修前の写真⑧

グローブ 補修前の写真⑨

グローブ 補修前の写真⑩

グローブ 補修前の写真⑪

グローブ 補修前の写真⑫

グローブ 補修前の写真⑬

グローブ 補修前の写真⑭

グローブ 補修前の写真⑮

グローブ 補修前の写真⑯

グローブ 補修前の写真⑰

 

3.古いアタッチメントグリスを取り除く

グラブの土手を開いてみると、ところどころ塊になったアタッチメントグリスが見えてきます。

アタッチメントグリスを補充する前にキレイに取り除いておきます。

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 除去

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 除去

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 除去

 

もん
もん

かなりキレイになりました。

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 除去

 

4.新しいアタッチメントグリスを補充する

アタッチメントグリスはかなり固めのグリスなので、冬場はかなり大変です。

もん
もん

湯せんなどで柔らかくしてから作業しましょう。

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 補充

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 補充

 

もん
もん

少量ずつ、複数に分けて補充していきます。

合計で15g~20gのアタッチメントグリスを補充します。

ここで気を付けるポイントは、グラブ紐の通っていた穴まで補充しないことです。穴まで補充してしまうと、グリスが染み出てしまうためです。

 

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 補充

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 補充

5.アタッチメントグリスをなじませる

グリスは固いため、そのままでは凸凹のグラブになってしまうため、押し伸ばしてなじませます。

 

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 補充

手のひらで押し伸ばしたり、重いもので叩いたりしてなじませていきます。

グローブ 補修前 アタッチメントグリス 補充

6.グラブ紐を通しなおす

最後にグラブ紐を通しなおしていきます。

グラブ紐通しが通るよう、千枚どおし(キリ)で穴をあけます。

グローブ 補修後 グラブ紐通し

グローブ 補修後 グラブ紐通し

グローブ 補修後 グラブ紐通し

グラブ紐を再利用する場合、ちぎれやすくなっているため力の入れすぎには注意してください。

グローブ 補修後 グラブ紐通し

撮影しておいた写真をよく確認しながらグラブ紐を通していきます。

グローブ 補修後 グラブ紐通し

グローブ 補修後 グラブ紐通し

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【まとめ】座布団グローブの補給面。しっかり立ち、浮きも治まった!

補修前と補修後を比べてみましょう。どちらも左が補修前で、右が補修後のグローブになります。

ペチャンコになっていたグローブはしっかりと開いた状態になりました。

グローブ 捕球面 補修前 写真 グローブ 捕球面 補前後 写真

浮きが出ていた補給面も、しっかり密着し、浮きのない状態に復活しているのが分かると思います。

グローブ 捕球面 補修前 写真 グローブ 捕球面 補修後 写真

 

もん
もん

どんなボールでも捕れる気がしてきます!

補修にかかった時間は合計で1時間半ほどでした。慣れない部分が多かったことを考えると、なかなかスムーズに交換できたと思います。

補修にかかった費用も、メルカリで購入したアタッチメントグリスが700円でしたが、50g中15gしか使用していないので、実質210円で交換できた計算になります。

千枚通し(キリ)や、グラブ紐、ラジオペンチを購入する場合は、それぞれ1000円ずつ上乗せになりますが、それでもお店に依頼するよりは安く補修できる計算ですね。

大事にしているグローブ。もし、これからも長く使っていくなら自分で補修すると、より愛着が湧いて野球のモチベーションがアップしますよ。

 

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