コーヒーのハンドドリップを始めるため、道具を一式そろえてみたものの・・・

たまにしか美味しいコーヒーが淹れられない・・・
という方、多いのではないでしょうか?
それもそのはず。コーヒーは次の9つの要素によって味が変わります。
- 豆の産地
- 焙煎度
- 豆の量
- 挽き具合
- ドリッパーの種類
- 湯温
- 抽出量
- 蒸らし時間
- 抽出時間
これだけ多くの要素が絡み合っているので、何気なくコーヒーをいれてしまうと、「昨日は美味しかったのに、京は美味しくなかった。」ということになってしまうんですね。

まずは基本の淹れ方をマスターするといいですよ。
今回は、コーヒーのハンドドリップを始めたばかりの初心者がマスターするべき淹れ方のポイントを4つに絞って紹介したいと思います。
半年以上、コーヒーノートを書き続けているぼくが、美味しく淹れられたときの共通点をまとめたものなので、コーヒー初心者の方もきっと美味しいと思えるコーヒーが淹れられるようになりますよ。

コーヒーの道具を持っていないんだけど・・・
という方は、下記記事を参考にして、お気に入りのコーヒーアイテムを揃えてから読むことをオススメします。
【2021年最新版】コーヒー初心者が揃えるべきアイテム4つ。タイプ別にオススメを厳選。
基本のハンドドリップ。4つのポイント
冒頭で、コーヒーハンドドリップに関する9つのポイントを紹介しましたが、コーヒー豆の産地や焙煎度というのは、豆を買った時点で決まっていますよね。
そのため、コーヒーを淹れる側でコントロールできる、次の4つに絞りました。
- 抽出量
- 豆の量
- 湯温
- 蒸らし時間
この4つを意識するだけで、コーヒーの味が安定するので是非試してみてください。
1.抽出量(飲みたいコーヒーの量)
いつもコーヒーを飲むときに使っている、お気に入りのカップに何㎖入りますか?

ぼくは250㎖入るマグカップを使っています。
まずは「何㎖飲みたいのか?」をしっかり覚えておいてください。
我が家は、この250㎖入るマグカップに160㎖入れて飲んでいます。色違いを夫婦で使っています(^^)
2.豆の量(飲みたいコーヒーの量÷16)
1杯あたり何グラムのコーヒー豆を使えばいいのか?ですが、先ほどの「飲みたい量」をもとに計算します。
基準の淹れ方で使う豆の量は「飲みたい量÷16」。
ぼくが飲みたい量は160㎖なので、160÷16=10。10gの豆を使って160㎖のコーヒーを淹れるという計算になりますね。
では、どうやってコーヒー豆の分量を決めればいいのでしょうか?

目分量でいいんじゃない?

目分量だけは絶対ヤメた方がいいですよ!
目分量でなくても、メジャーカップと呼ばれるコーヒー用の計量スプーンでも、すりきり1杯なのか、山盛り1杯なのかで簡単に数グラム変わってきます。
コーヒーの1グラムはほんの数粒ですが、1グラムで味わいが大きく変わってくるんです。

100均のものでいいのでキッチンスケールを使いましょう。
いま使っているキッチンスケールが壊れたら、絶対に買いたいスケールはこれです。
あとで説明する蒸らし時間も一緒に測ることができるので、とても便利なんですよ。
3.心地よいお湯加減=88℃
あなたは、お湯の温度を測っていますか?

沸騰したお湯をそのまま使ってるわ!

コーヒーがビックリして苦みが強くなりますよ!
「沸騰したお湯を一呼吸おいて・・・」と書かれていたりしますが、夏と冬で室温は全然違うのでアテにならないためです^^;
湯温計を使って、基本は88℃のお湯で抽出しましょう。
カフェや喫茶店に行くと、必ずと言っていいほど湯温計で測っています。それくらい重要なアイテムなので、もし、使っていないお店があれば、適当なお店か、肌で湯温を感じることができる本物のプロのどちらかでしょう。
4.蒸らしはじっくり30秒
次のような方はいませんか?

時間がないから一気にお湯を注いでいます!

いっそのこと、コーヒメーカー買いましょう。
蒸らしは30秒。
この数字はどこのサイトでも、ほぼ間違いなく書かれていることでしょう^^
もし、この蒸らしにかかる30秒が待てない方は、ハンドドリップはやめた方が良いかもしれません。

蒸らし時間はとても重要ですよ。
30秒しっかり蒸らしてやることでコーヒーの抽出をスムーズにします。
抽出時間は3分以内ということも言われますが、まずは、蒸らし時間をしっかり測ることを優先してください。
ぼくは、スマホのストップウォッチ機能で時間を計っていますが、友人はキッチンタイマーを使っていますね。
【まとめ】ハンドドリップコーヒーの淹れ方。ポイント4つ
これまで紹介したポイント4つをおさらいしましょう。
- 飲みたい量を知る
- 豆の量を量る(飲みたい量÷16)
- お湯の温度は88℃
- 蒸らしは30秒
この4つを意識すれば安定したコーヒーが淹れられるようになりますが、もし、「苦い」「酸っぱい」「薄い」「濃い」と感じた場合の調整方法も伝えておきたいと思います。
濃かった・苦かった場合の調整方法
- 【豆の量】飲みたい量÷17にしてみる
- 【お湯の温度】2度ずつ上げてみる
薄かった・酸っぱかった場合の調整方法
- 【豆の量】飲みたい量÷15にしてみる
- 【お湯の温度】2度ずつ下げてみる
注意してほしいのは、抽出量と蒸らし時間は変えないという点です。
豆の量とお湯の温度で調整してしまうと迷宮入り必至です。
最初は面倒に感じるかもしれないですが、この4つを抑えるだけで本当にコーヒーの味が安定してきます。
今回紹介した淹れ方をマスターしてはじめて、「濃いコーヒーが好き」「苦いコーヒーは苦手」「酸っぱいコーヒーも飲んでみよう」など自分好みのコーヒーを探せるようになってきます。

この淹れ方をマスターしたらコーヒー生活がさらに楽しくなりますよ♪
好みのコーヒーの見つけ方。まずは焙煎度の違いで探してみては?オススメのコーヒー屋さんも紹介。
わたしもこの初心者レベルだったときは、コーヒーを淹れるたびに味が安定せずモヤモヤしていましたが、初心者を抜け出した今は、色んなコーヒーと出会うのが楽しくて仕方ありません!
少しでも早く初心者を抜け出して、一緒に楽しいコーヒー生活を送りましょう♪
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