タイムモアC2(C2MAX)をオススメし続けて6か月(2021/10/14時点)。

オススメとか言って、ちゃんとレビューしてないような・・・。

たしかに・・・。
そろそろそんな声が聞こえてきそうだったので、本腰を入れてタイムモアC2(C2MAX)のレビュー記事を書くことにしてみました!
今回の記事では、タイムモアC2(C2MAX)の外観からクリック数によるコーヒー粉の挽き目、メンテナンス方法まで丸ごとレビューしていきます。
タイムモアのコーヒーミルの商品に共通する部分も多いので、ミル選びの参考にしてもらえると嬉しいです!
コーヒー用品メーカーのタイムモアってどんな会社?
タイムモアC2を販売しているtimemoreとはどんな会社なのでしょうか?
コーヒーは単にコーヒーというだけでなく、感じるのはある種の不思議な力。
だんだんと慌ただしくなる生活の中でも、私たちは一緒にくつろぎながら豆を挽き、コーヒーを味わい、楽しむことができます。
そんなコーヒーには、私たちが真剣に向き合う価値があると思っています。
引用:TIMEMORE公式HP
いきなり「オリジンナル」と訳されているところが気になりますが、さすがは中国メーカー。抜群のコストパフォーマンスと、洗練されたデザインのコーヒー用品ばかりです。

ぼくはタイムモアC2とブラックミラーというコーヒースケールを持っていますが、どちらもブラックで揃えていっています。


2021/12/14にバルミューダから発売されたコーヒーミルですが、タイムモアのOEMのようですね。

タイムモアC2は7,200円、バルミューダのコーヒーミルは11,000円なので、差額3,800円でバルミューダのブランドを買うかどうかが決め手になりそうです。
タイムモアC2(C2MAX)のスペック
今回紹介するタイムモアC2。
ぼくが購入したタイミングではコーヒー豆の容量が約20gのタイプしかありませんでしたが、ミル刃は全く同じで容量が約30gまでアップしたC2MAXというものも登場しています。
両方のモデルのスペックを下の表にまとめました。
名称 | タイムモアC2 | タイムモアC2MAX |
メーカー | タイムモア | タイムモア |
品番 | 栗子C2 | 栗子C2MAX |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 147mm × 52mm × 150mm | 172mm × 52mm × 150mm |
重量 | 約430g | 約505g |
ミル刃 | 臼/ステンレス | 臼/ステンレス |
洗浄 | 不可 | 不可 |
挽き目調整 | 36段階 | 36段階 |
容量 | 20g | 30g |
動力 | 手動 | 手動 |
カラー | ブラック・ブルー・ホワイト・レッド | ブラックのみ |
生産国 | 中国製 | 中国製 |
希望小売価格(税込) | ¥7,150 | ¥8,600 |
C2とC2MAXの違いは次の5つです。
- 25㎜背が高い
- 約75g重い
- 容量が約10gUP
- ブラックのみの展開
- 約1500円高い
上記5つの中でもポイントは、コーヒーを淹れる際1~2人分淹れる機会が多い方はC2、3人分以上淹れる機会が多い方はC2MAXを選ぶと思ってください。

コーヒー豆10gの差は大きいですよ。
タイムモアC2(C2MAX)の見た目は?
タイムモアの製品はブラックをベースにした製品が多いですが、ホワイトやレッドのラインナップもいくつかあります。
もともと黒は好きですし、コーヒー=黒のイメージがあったので、ぼくはタイムモアC2のブラックを選びました。

ブラックと言ってもアルミ製のボディのため、暗めのグレーといった印象も受けますね。





ボディとハンドル、掃除ブラシ、説明書が入っています。

本体の重さは462gだったので、コーヒー豆を容量の20入れると482gという感じです。

500㎖のペットボトルくらいの重さですね。

ハンドルノブはおそらく樹脂製。高級感があるわけではありませんが、持ちやすい形状です。




350㎖の缶ビールより一回り細いので、女性でも握りやすいと思います。
クリック数と挽き目。微粉は?
コーヒーミルを選ぶ際、最も重視するべきポイントはコーヒー粉の挽き目です。
挽き目の調整の目安となるクリック数と挽き目、微粉について、タイムモアC2の実力を見ていきましょう。
クリック数と挽き目
タイムモアC2を始め、手動コーヒーミルの挽き目調整は粒度調整ツマミのクリック数を目安に調整することが多いです。
ツマミを最後まで締めた状態から何クリック戻したか?でメッシュの調整を行います。

タイムモアC2の場合、最後まで締めた状態でコーヒ豆を挽くことは推奨されておらず、最低7クリック戻したところから使うようにと説明書に注意書きがあります。

ミル刃が損傷する可能性があります!

画像引用:TIMEMORE JAPAN 公式HP
微粉はあらかじめフルイで除去したので、挽き目に注目してみてください。








フジローヤルの電動ミル「みるっこ」、ハリオの手動ミル「セラミックスリム」、そしてタイムモアの「C2」の挽き目を比較した記事も参考にしてください。
微粉の量は?
微粉というのはハンドドリップでコーヒーを淹れる際、雑味のもとになるので極力発生しない方がいいですが、どうしても挽き目を小さくすると微粉の量は増えてしまいます。

ただ、クリック数#6はエスプレッソなどに使えるメッシュなので、あまり気にしなくていいでしょう。
クリック数 | ハンドル回転数 | コーヒー粉(g) | 微粉(g) |
#6 | 50回 | 0.2 | 1.8 |
#9 | 25回 | 0.7 | 1.3 |
#12 | 15回 | 1.2 | 0.8 |
#15 | 12回 | 1.5 | 0.5 |
#18 | 11回 | 1.7 | 0.3 |
#21 | 11回 | 1.8 | 0.2 |
#24 | 10回 | 1.8 | 0.2 |
#27 | 8回 | 1.8 | 0.2 |
ハンドドリップに推奨されている18クリック~24クリックの微粉量は10%程度なので、特に気にする必要はないと考えていますが、気になる方はフルイ等で除去してからドリップすることと良いでしょう。
メンテナンス方法は?
タイムモアC2のミル刃は金属製のため、じゃぶじゃぶと水洗いすることができませんが、付属のブラシで掃除すればキレイになります。
タイムモアC2とC2MAXのミル刃は全く同じものなので、メンテナンス方法も同じで大丈夫です。
いつものメンテナンス方法
日ごろのメンテナンスはミル刃の片方のみ取り外して掃除を行う方法です。
1週間に1度掃除すれば十分だと感じていますが、気になる方は毎回、2~3日に1回お手入れしましょう。
準備するものはタイムモアC2本体と掃除ブラシ、プラスドライバー1本だけでOKです。

掃除ブラシもかなりくたびれてきたな・・・。

まずは大きなパーツの掃除を終わらせましょう。






メッシュ調整ツマミを左に緩めて外しますが、ハンドルを外すとツマミが回せないので、ハンドルは付けたままツマミを回すようにします。









取り付け方法ですが、間違いやすいので注意しましょう。
- 本体上側からシャフトを差し込む
- 本体下側からシャフトにワッシャーを通す
- 本体下側からシャフトにスプリングを通す
- 本体下側からシャフトにミル刃を通す
- 本体下側からシャフトにツマミ台座を通す
- 本体下側からシャフトにツマミを固定する
ガッツリメンテナンス方法
ぼくは月に1回ほどのペースですべてバラして掃除するようにしています。
これも気になる方は1週間に一度や2週間に一度お手入れするといいでしょう。
ただ、タイムモアC2の残念な点でも挙げますが、ミル刃を留めているネジの耐久性が低く、ネジ山がつぶれてしまうとメンテナンスできなくなる可能性があるので慎重に作業するようにしましょう。

ぼくは早い段階でネジを1本ダメにしてしまいました!


固定金具を外すとミル刃が簡単に外れるので、掃除ブラシでキレイに掃除していきます。



反対に取り付けると、コーヒー豆が全然挽けなくなります。


eufyの卓上クリーナーはセール時には4,000円以内で買えるコスパの良いハンディクリーナーです。
タイムモアC2の良い点・残念な点
タイムモアC2の良い点・残念な点をいくつか挙げておきたいと思います。

コーヒーミル選びの参考になるよう厳選しました。
残念な点
- 水洗い不可の金属ミル刃
- コストダウンと引き換えの脆いネジ
- 持ち運び非推奨の折りたためないハンドル
- 約20gと少ない容量→MAXで回避可能
水洗いできない分、衛生面に不安な点があり、バッグに詰めて持ち出そうとは思わない折りたたみ不可能なハンドル。
ではありますが、、、
良い点
- 所有欲を満たす洗練されたデザイン
- 高級ミルに追従するキレイなメッシュ(挽き目)
- 細かな調整が可能な最大36段階のクリック数
- 1万円を切る高コストパフォーマンス
メンテナンス時にネジ山に気を付け、2人分以上のコーヒーを淹れる機会が少ない人にとって、デザイン性に優れ、コーヒー粉の挽き目はキレイで幅広い抽出器具に対応できるメッシュ調整が可能なコーヒーミルが7200円(C2MAXは8600円)で手に入るのは素晴らしいことだと思います。
まとめ
タイムモアC2のレビューをしてきましたが、いかがだったでしょうか?
できるだけフラットな目線で客観的にレビューしたつもりなので、コーヒーミル選びの参考になればうれしいです。
思い切り感情を投入したレビュー記事はこちらをご覧ください。
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