
美味しいコーヒーを淹れるための必須条件は、「コーヒーを豆の状態で買って、手動のものでいいからコーヒーミルで挽く」です。
最初の頃は、知人からオススメされたハリオのセラミックミルを使っていましたが、なぜか美味しいと思えるコーヒーが淹れられませんでした。
理由は一つ。ハリオのセラミックミルは、コーヒー豆の挽き目をそろえるには限界があったからです。
「コーヒー豆の挽き目を均一にできるミルが無いか?」と探していくうちに、timemoreのC2・C2MAXというコーヒーミルを見つけたので購入してみたところ、これが良すぎました。

いまは全力でタイムモア栗子C2・C2MAXをオススメしています!
ぼくがなぜ、心の底からタイムモアC2・C2MAXをオススメするのか、残念な点4つと絶対に買うべき5つの理由をお話していきたいと思います。
今回の記事ではタイムモアのC2を全力でオススメしていますが、低性能高価格スマホで話題のバルミューダから2021/12/14にコーヒーミル(11,000円)も発売されました。
なんとこのバルミューダのコーヒーミル、タイムモアのOEMという話なので、この記事も参考になるかと思います。
タイムモアC2・C2MAXの残念な点4つ。

いきなりですが、残念な点からお話します!
全力でオススメすると書いたため良いところしかないと思われた方も居るかもしれませんが、もちろん残念な点もあるので、先に紹介しておきます!
- 黒板を引っ搔いたような金属音
- 一度に挽けるコーヒー豆の容量が少なめ※C2のみ
- 金属製のため洗えない
- 細かい部分の作り込みが弱い
黒板を引っ掻いたような金属音

ほとんどのコーヒーミルは、ミルの部分と挽き終わったコーヒー豆が入る受け皿に分かれています。
タイムモアC2・C2MAXはミル部・受け皿ともに金属製のため、挽き終わったコーヒー豆を取り出す際、「キュッ」という、黒板を引っ掻いたような金属同士の擦れる音がしてしまいます。
気をつければ発生率を抑えることはできますが、100%ではないので毎回慎重に作業しなければなりません。

毎回ゾワっとします・・・。
一度に挽けるコーヒー豆の容量が少ない※2021/7/19更新
ぼくが普段挽くコーヒー豆の量は、1人分で12.5g、2人分だと20~24gです。
タイムモアC2・C2MAXで一度に挽けるコーヒー豆の量は浅煎りだと24g、深煎りだと20g程度なので、それ以上の豆を挽くとなると2回に分けて挽かないといけません。
20gなら問題ないのですが、お客さんが来たり、子どもがコーヒーを飲みたいというときが大変です。

30g必要な時は15gずつ2回に分けて挽かないといけないのは面倒です・・・
2021年7月、コーヒー豆の容量が30gにアップしたタイムモアC2MAXが登場しました!
1度で20g以上挽けない問題を完全に克服しています!
金属製のため洗えない
以前使っていたハリオのコーヒーミル・セラミックスリムは、本体はプラスチック、カット刃は名前の通りセラミックでできているため、汚れたらジャブジャブと水洗いできていました。
一方、タイムモアC2は本体をはじめ、ミル刃の部分までほとんどが金属で水洗いできないため、衛生的に気になる人にとってはデメリットになります。

水洗いできなくても、1週間に一度お手入れすれば十分です。
タイムモアC2(C2MAX)のメンテナンス方法も紹介している記事はこちら↓
細かい部分の作り込みが甘い
本格的な分解清掃のときは、ドライバーを使ってミルを固定しているネジを外さないといけないのですが、とても柔いネジなのか、4本あるうちの一本のネジ山がすぐに潰れてしまいました。
代わりのネジを探してみたのですが、ホームセンター3件回ったくらいでは見つかりません。
他にも、ネジが真っすぐ差さっていないなど、こういった細かいところに安さの秘密があるんだなと感じました。
絶対にタイムモアC2を買うべき5つの理由
先に残念な点を紹介してしまったため、買いたくないと思われた方も居るでしょうか・・・。
ただ、残念な点をはるかに上回る良い点がタイムモアC2・C2MAXにはあるんです!
- ミル刃がセラミックのミルに比べて挽き目がはるかに均一
- 高級ミルと比べて安いうえに入手しやすい
- メタルな感じでカッコいいデザイン
- コーヒー粉の粒度が細かく設定できる
- セラミックのミルより早く挽ける
ミル刃がセラミックのミルに比べて挽き目がはるかに均一
タイムモアC2・C2MAXに採用されている金属刃の性能によるところが大きく、以前使っていたハリオのセラミックスリムは「擦る」イメージでしたが、タイムモアC2・C2MAXは「カットする」イメージでコーヒー豆を挽くことができます。

サクサクと心地良い感触で、あっという間にコーヒー粉が挽き終わりますよ♪
実際にハリオのコーヒーミル・セラミックスリムとタイムモアC2を使って、オーロラコーヒーさんのオーロラブレンド(フルシティロースト)を3gずつ挽いてみました。
オーロラコーヒーさんのほかに、オススメのコーヒーショップをまとめた記事はこちら↓

写真を見てもらうと一目瞭然で、タイムモアC2で挽いたコーヒー豆のほうが明らかに挽き目が揃っています。



どれだけ微粉が発生しているか、フルイにかけてみましたが、ハリオの方が2倍近く微粉が発生しています。
微粉が多いとコーヒーに雑味が多くなると言われています。
コーヒーの雑味の元となる微粉も少ないのがわかります。
高級ミルと比べてはるかに安く、入手しやすい
手動コーヒーミルの最高峰と呼ばれるものに、ドイツ製の『コマンダンテC40』や台湾のメーカー『Zpro』というミルがあります。

良いコーヒーミルを探していくと、間違いなくコマンダンテや1Zpressoにたどり着きます。
これらは元々、定価が4万円ほどと高額なうえ、『マツコの知らない世界』で紹介されて以降、日本ではほとんど手に入らなくなってしまい、プレ値がついて5万円以上でしか買えない状態です。
コマンダンテや1Zpressoには及ばないかもしれませんが、ハリオのセラミックミルより均一にコーヒー豆が挽けるタイムモアC2・C2MAXなら東急ハンズやアマゾンで手軽に買えて、しかも定価7200円と驚くほど低価格なんです。
安いのにメタルな感じでカッコいい
高級ミルの代表格、コマンダンテは天然木が使われていることで温もりのある外観になっていますし、1Zpressoもスリムで洗練されたデザインです。
ハリオのコーヒーミル・セラミックスリムは、シンプルでオシャレではありますが、プラスチックがチープさを醸し出しているともいえます。
一方、タイムモアC2はというと、全体的に金属が強調されるデザインで、特にぼくが使っているブラックは男心をくすぐります。

粒度設定が細かく設定できる
ハリオのコーヒーミル・セラミックスリムは最小5クリック~最大20クリックの幅で粒度設定できるのですが、タイムモアC2だと最小6クリック~最大36クリックの幅で粒度設定ができます。

単純に2倍くらい細かく設定できる計算ですね!
ぼくは基本的にタイムモアC2で挽くコーヒー豆の粒度を「22クリック戻し=中細挽き」と定義して使っています。(ハリオのセラミックスリムだと8クリック戻し=中細挽きくらいです)
タイムモアC2・C2MAXのクリック数と挽き目も詳しくレビューした記事はこちら↓
ハリオのセラミックスリムより早く挽ける
ハリオのセラミックミルを使用したことのある人が必ず驚くのが、タイムモアC2でコーヒー豆が挽けるスピードです。
「サクッ、サクッ」とリズムよくご機嫌で挽いているうちに「あれっ?もう終わったの?」というレベルで挽き終わるんです。

3グラムのコーヒー豆が挽けるスピードを測ってみました。
ハリオのコーヒーミル・セラミックスリムが24秒だったのに対し、タイムモアC2が8.5秒と、なんと3分の1のスピードで挽き終わってしまいました。
「コーヒーミルでゆったりと挽いている時間、引き立てコーヒーのあの香りがたまらない」という方も多いと思いますが、ぼくは休日は1日に何杯もコーヒーを飲みますし、コーヒーの香りは淹れるときこそ最高の香りを味わえると考えているので「コーヒー豆を挽く」という行為自体はサッサと終わらせたい派です。
まとめ。タイムモアC2.C2MAXはゴリ推しに値するコーヒーミル
「残念な点が4つもある」と思われるかもしれないですが、それでもぼくはタイムモアC2をオススメします。
それくらい毎日のコーヒーが格段に美味しくなると確信しているからです。
そもそもコーヒー初心者の方には、「コーヒーミルに7000円も?」という気持ちになるかもしれませんが、ぼくのオススメを聞かずに他のセラミックミルを買った友人は、結局タイムモアC2を買い直していました。

安物買いの銭失いになるよて伝えたんですが・・・。
コーヒー初心者はもちろん、コマンダンテや1Zpressoなどの高級ミルは高価すぎるけど、いまよりワンランク上のコーヒーライフを愉しみたいという方には全力でタイムモアC2をオススメします。
いつも2杯以上のドリップする方は、性能は同じで容量が30gになったタイムモアC2MAXがオススメです。
コーヒーミルの他にもオススメのコーヒーアイテムを紹介した記事を随時更新しています。
コーヒーミルの挽き目を比較した記事も書いているので、ミル選びの参考にしてみてください!
最近話題のコーヒーサブスクが気になっている方はこちらも是非ご覧ください!
コメント