コーヒーにハマると知識を増やすためにコーヒーの本を読むようになるかと思います。
ぼくがコーヒーにハマって半年間で読んだコーヒーの本は20冊以上で、コーヒーの基礎知識を学び、コーヒーの淹れ方を学び、コーヒーに対する考え方を学んできました。
もちろん、コーヒーを美味しく淹れるには何度も繰り返し練習することも大切だと思いますが、コーヒーの業界で活躍されている方のコーヒーに対する考えを一部でも書籍から取り入れることで、コーヒーに対する姿勢も変わってくるのだと思います。
今回紹介するコーヒー書籍5冊は、アマゾンや他の紹介記事ではランキングされていないものが多いので、新たな視点でコーヒーのことを学ぶことができるはずです。
井崎英典監修|コーヒーを楽しむ教科書
最初にオススメする1冊は、2014年のワールド・バリスタ・チャンピオンに輝いた井崎英典さん監修の「理由がわかればもっとおいしい!コーヒーを楽しむ教科書」です。
この本の特徴は、主人公らしき人物がコーヒーにハマっていく様子をストーリー仕立てで紹介されているところでしょう。
主人公の気持ちが手に取るようにわかるので、まるで自分のことのように思えてきます(笑)
ストーリーと言っても小説のように文字が多いということではなく、表紙にあるような和やかなイラストが豊富に挿入されているので、楽しく読み終わったころにはコーヒーの選び方からコーヒーの淹れ方、コーヒーの基礎知識に道具の選び方まで、一通りのコーヒー知識が身についているはずですよ♪
深い知識は巻末に少しある程度なので、これからコーヒーを始めようと考えている人にピッタリの一冊だと思います。
オオヤミノル|美味しいコーヒーって何だ?
次にオススメするのはオオヤコーヒー焙煎所・オオヤミノルさんの「美味しいコーヒーって何だ?」です。
これは、ぼくがコーヒーにハマったものの、浅煎り・深煎り・産地…と飲み比べているうちに「本当に美味しいと思うコーヒー」が何かわからなくなったときに出会った一冊です。
著者であるオオヤさんが、偉大な先輩方と対談していく中で「美味しいコーヒー」とは何かを追い求めていく内容。
オオヤさんに失礼だとわかっていますが、自分の悩みがそのままタイトルになっていたので、つい自分を重ねて読み進めていました。
自分の「美味しい」が迷走し始めたときに読むべき一冊です。
庄野雄治|たぶん彼女は豆を挽く
ぼくがおすすめするコーヒー本3冊目は、徳島県にあるアアルトコーヒー・庄野雄治さんの「たぶん彼女は豆を挽く」です。
見た目も価格も文庫本。一見「小説か?」と思いますが、しっかりコーヒーの本です。
小さい文庫本サイズにも関わらず、庄野さんのコーヒーに対する考えがヒシヒシと伝わってきます。
コーヒー屋さんを始めたときの話、コーヒーの淹れ方に対する気持ちなどが書かれていますが、庄野さんのようにコーヒーと向き合えば、柔らかだけど太い芯のあるコーヒーが淹れられるようになるのでは?と感じます。
実際に会って話をしてみたいなぁ・・
蕪木祐介|珈琲の表現
4冊目に紹介するのは、蕪木・蕪木祐介さんの「珈琲の表現」です。
この本と出会ったのは、ある雑誌で紹介されていたことがきっかけでした。我ながらミーハーだと感じつつ、蕪木さんから珈琲豆をお取り寄せする際、同時にこの本も購入しました。(しっかりネルも購入)
届いた商品を見た瞬間、キレイに梱包された商品、直筆のメッセージが目に入り、蕪木さんの丁寧さが伝わってきました。
珈琲に対しても丁寧に向き合われているんだろうなと素人ながらに感じます。
肝心の本の内容ですが、珈琲の知識は要約されていて、無駄を一切そぎ落とした贅沢な余白、蕪木さんの哲学のような珈琲に対する姿勢が表現されていて感動すら覚えました。
コロナが落ち着いたら必ず行きたい珈琲店です。
中川ワニ・中川京子|とにかく、おいしい珈琲が飲みたい
最後に紹介するのは、中川ワニ珈琲・中川ワニさん、中川京子さんの「とにかく、おいしい珈琲が飲みたい」です。
この本を読む少し前、焙煎の本を読んで知ったのが、実店舗を持たない珈琲豆屋さんを夫婦で経営されている中川ワニ珈琲さんです。
実際お会いしたことはありませんし、顔も知らないにも関わらず、夫婦ならではの会話はもちろん、珈琲屋としての師匠と弟子のやり取りが目の前に広がります。
「ここまでで何秒」「ここでお湯を何グラム」など、他の本で書かれているような珈琲の淹れ方は書かれていませんが、「珈琲と会話する」という、とても最も大切なことを伝えてくれています。
これまで紹介した4冊を読んだあと、仕上げの1冊として読むことで、これまでより一歩先の珈琲を淹れられるようになるはずです♪
さっそく中川ワニ珈琲さんでお豆を注文しましたが、届くのは1~2か月後ということで、ワニまだか~と心待ちにしているところです(笑)
コーヒー書籍を紹介してみて・・・
とにかく頭でっかちになりたい性分なので、一度ハマるとトコトン知識を付けたがります(笑)
冒頭にも書きましたが、コーヒーに関する本を20冊以上読んだ中で厳選した5冊となっているので、読めばきっとコーヒーに関する知識はもちろん、コーヒーに対する姿勢・考え方も変わり、いまよりもっとコーヒーを楽しむことができるようになると思います。
みなさんのコーヒーライフが充実すればうれしいです。
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